宣伝画像ってなあに?
「宣伝画像」とは、私がそう呼んでいる印刷しないチラシのようなものですが、主にSNSやLINE等でやりとりするためのデザインされた画像のことです。
WebチラシやWeb広告など聞くようになりましたが、スーパーマーケットのウェブチラシとは違うし、Web上の販促的なウェブ広告とも違うので、とりあえず宣伝画像と読んでます。
特に、宣伝費用に多くの予算を組めないスモールスタートをお考えの個人のお客様へオススメしています。
宣伝画像のメリット
印刷しないからチラシより安くて早い!
チラシのデザインは紙に印刷することを目的としているので、印刷するために必要な入稿データの作成、印刷会社への発注と入稿、チラシの印刷費用がかかります。デザインが決定(FIX)してもチラシが手元に届くのはさらに2週間後なんてことも。
しかし宣伝画像は印刷を目的としない画像データですので、印刷に必要なコストを削減することが可能です。
チラシのデザインよりリスクや工数を減らせる!
デザイン工程だけを切り取って考えても、印刷(入稿)しないならデータをアウトライン化する必要もなくバージョン管理も容易になります。また、印刷する場合のミスは命取りですが、印刷ナシならFIX後の修正なども簡単かつ背負うリスクの大きさが全く違います。(ミスはダメですけどね!)
このように作業やチェックの工数を減らすことができるため、結果的にコストダウンへと繋がります。
変更できるからキャンペーンにもオススメ!
例えば定期的なキャンペーンを行いたい場合や募集期間を延長したいような場合、チラシだと日付やちょっとしたテキストの変更だけでもその度に印刷費用もかかってしまいますし、期間中に配りきれなかったチラシはゴミとなり、新たな期間のチラシを配ることになります。
しかし宣伝画像なら、追加の修正費用のみで新たなキャンペーン内容や期間を設けることが可能です。
SNSで拡散すれば手間いらず!
当たり前ですが、チラシを印刷するとそれを配る手段も考えなければなりません。特に、小規模に事業をスタートしたい個人のお客様は、なるべく手間やコストをかけたくないですよね。
そこでオススメしたいのがSNSの活用です!
Twitter・Facebook・InstagramなどのSNSは投稿文だけでもお知らせ内容を伝えることができますが、きちんとデザインされた見栄えの良い(映える!)画像を投稿することで、沢山の情報が流れるタイムラインでも良く見てもらいやすく、内容も理解されやすくなります。
宣伝画像は、画像だけで成立するのでLINEやメールでのやり取りも簡単なのです。
でもチラシ(紙)もちょっとは必要かも…
写真データが家庭用プリンターやコンビニプリント等で出力できるのと同じように、宣伝画像も紙へのプリントアウトに十分な画質(サイズ)でデザインしますので、必要な分だけ自前でプリントするような使い方も実は可能です。(チラシ印刷ほどのクオリティは出ませんが。。)
宣伝画像が生まれたきっかけ
この宣伝画像が生まれたきっかけは、私自身がチラシやDMをもらってもスマホでパシャっと写真を撮って捨てたり、友達にチラシの情報を共有するにも撮った写真をLINEしたり…という感じで、そもそも印刷する必要性に疑問を感じたことがきっかけです。目指せペーパーレス社会!!(でも本当は紙も大好きなんですがね。)
たくさんコストをかけてチラシを制作しても、それを配る手間やコストも発生し、結果的に捨てられる運命…。
それなら最初からグラフィカルな宣伝用の画像だけをデザインして、SNSで拡散した方がお客様もコストがかからずユーザーにも使い勝手が良いんじゃないかな?むしろそのほうが時代に合ってる?と考え、チラシのご依頼をいただいた際にご提案したという流れです。
向き不向きがあります。
と、ここまでチラシとして印刷しないメリットを語ってきましたが、事業の規模や、業界、内容、ターゲットの年齢層などによって向き不向きがあります。
広告宣伝費をたくさん使える事業者様ならキャンペーンごとにチラシを制作して、チラシ制作時の副産物である画像もSNSに掲載すれば良いだけの話ですし、例えば高齢者向けのサービスならチラシ印刷は必要不可欠な場合もあります。
ただ、私のようにコスパ重視タイプの小規模な個人事業主さんで、メインターゲットがSNS活用世代であれば、「宣伝するならまずはチラシ」でなくても、宣伝画像という選択肢も時代としてはアリなんじゃ無いかと。